先日、まいぷれに手荒れについて書いた。
それは先日業者の方とお話しした時に
スタイリストになっていながらも
手荒れで仕事を離れる方がいるとお聞きしたのがきっかけ。
アシスタントで手荒れの苦しみは誰も通る道で
1年目や2年目ならまだ分かるが
スタイリストになっていての手荒れは
その時とは比べ物にならないくらい本当に苦しい。
自分自身、ずっと手荒れに悩まされてきた。
アシスタント1年目の時は
サロンで立っていたら手から流れる血で
床に血の溜りが出来た事もある。
ドクターストップがかかり
腐った皮膚をメスで切られ
皮膚を再生する為に
毎日病院に通い
手は全く露出しない状態に包帯で
ぐるぐるにされて一カ月過ごした事もある。
病院に行って薬を飲んで塗って治っても
根本が治ってないから仕事に戻ると又荒れる。
お医者さんに
「このままだと人間やめないといけないよ」と
言われたこともある。
その時は若くて意気盛んだったので
「美容師やめるくらいなら人間やめます」
なんて言い放った事もある。
スタイリストになっても治らなかったし
サロンを出してもなかなか治らなかった。
自分の後輩も何人か手荒れで苦しんでいた。
営業が終わると涙ぐんでいるものもいた。
ここで言う手荒れとは単なる手荒れではなく
傷と言うか怪我と言うか爛れと言う、病的なもので
乾燥してカサカサすると言うレベルのものではない。
毎日忙しい中で
そう言う状態が克服出来ないと
分かっていても
ポジティブになかなかなれない。
今のスタッフだと「まつこ」がそうで
ずっと手荒れで苦しんできた。
手荒れの人は分かると思うが
爪も変形して来る。
休日に買い物してレジでお金を払うのを
躊躇してしまうくらいに
酷い状態だった。
その頃から1人のお客様に1つ手袋を使うようになった。
手袋と言っても、荒れる人は手袋でも荒れる。
だから、まつこの使っている手袋は特殊で
ゴムで出来ていない。
3年前にアクアフォルテを導入した。
これは人材不足に対する
スタッフに対しての
環境の改善が最も大きな目的だが
もうひとつ。
手荒れに対してと腰痛に対しての
改善の目的がある。
ECLATは業務でもアルコール系やアミノ酸系の界面活性剤を使用しない
コストの高い、業界で最高のシャンプーを使用し
水の塩素も中和して
髪にも肌にも最高の環境を整えて来た。
スタッフの手にもいいが
お客様の髪のコンディションや
頭皮に対しても最高のもの。
しかし、どうしても美容の仕事は
一日に行う数が多いし
薬剤を使用する仕事であるから
いくらシャンプーをいいもの使っても
荒れるものは荒れる。
前にも書いたことあるけど
今、業界で打ち出しの多いヘッドスパと言う施術と
美容師で最も多い薬剤施術のヘアカラー。
これが手荒れを助長していると思う。
ヘッドスパは通常のシャンプー施術と違い
ずっと頭皮に剤をつけた状態で
手を頭皮につけた状態で
30分、下手したらもっと続けるもの。
摩擦で手の皮膚が薄れ
そこにカラーやパーマの薬剤がついたらひとたまりもない。
美容師は、摩擦で指紋がなくなる人も少なくない。
指紋認証が通らない美容師はたくさんいるし
サロンでものを落下させる率が高い人は
大体手が荒れていて、物の当たり方で指先が痛むか指紋がないか。
しかし、アクアフォルテ導入で、たった3年で
10年以上手荒れに苦しんだ「まつこ」の手荒れも
一般的なレベル、いわゆるハンドクリームを塗ればいいレベルまで改善され
以前は手ばかり気にしていたが
今は逆に顔の肌荒れの方を気にしているくらい
手は気にならなくなって来ている。
美容師にとって大切な指で感じる感覚。
この感覚が最も大切なのだが
手が荒れていると
素の指で何かに触れるのが怖くなってくる。
手荒れで悩んでいる人はヘッドスパをしてはいけない。
そして、ヘッドスパをした手でカラーリングをしてはいけない。
手荒れの人はその循環から抜け出さなくてはいけない。
簡単に言うと・・・
お客様が最もサロンに望んでいる
美容師しか出来ない、美容師の原点である
カットとパーマとカラーのレベルを磨き
それだけでお客様にお越し頂けるサロンであること。
アクアフォルテは
お金払ってヘッドスパしなくても
頭皮・毛根はもちろんのこと
足の先まで血流が良くなってくるし
頭痛が良くなるし
首のコリもよくなり
慣れると熟睡される方が多い。
単に機械でシャンプーしている訳ではない・・・
多くの意味を持っていると言う事です。
美容師で手荒れでお困りの方、一度お越し下さい。
